6つの格②

[gs 格]を覚える方法

たとえば、「動詞 “знать” の後に続く格は対格」と覚える方法があります。
別の覚え方として以下のようにкто – чтоの変化で覚える方法もあります。
この方法だと変化の仕方(生格ならкто → кого)をそのまま覚えることが出来ます。
*前置詞と対応する格を覚える時にもこの記憶法は役に立ちます。

主格  кто  –  что
生格  кого  –  чего
与格  кому  –  чему
対格  кого  –  что
造格  кем  –  чем
前置格  о ком  –  чём
 в ком  –  чём
 生格  у кого – чего  спросить у кого
 与格  звонить кому  идти к кому – чему
 対格  знать кого – что  слушать кого – что
 造格  работать кем  говорить с кем
 前置格  о ком – чём  ехать на ком – чём

 上の表の変化はそのままそれぞれの格で疑問文を作る時にも使います。

Кто это? 誰ですか?
Кого вы видели? 誰をみましたか?
О ком вы говорите? 誰について話しているのですか?

下に記載してあるものは辞書の“спросить” (たずねる)という動詞の項目に記載されているものです。

カッコ内の文字はどういうことを表しているのしょうか?

спросить (кого-что / у кого / что / о чём)

動詞の元の形(不定形)
 спросить  たずねる
 後に続く言葉の形(格)
 кого-что  動詞がかかる名詞が対格になるとわかります。(上の表を参照)
 у кого

 ~にたずねるという意味になります。
(かかる名詞が生物で生格と同じ変化をするとわかります。)

 что 動詞がかかる名詞が無生物で主格とかわらない形になるとわかります。
 о чём 動詞がかかる名詞が無生物で造格の変化をするとわかります。

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