仮定法

仮定法とは非現実なことを表現するのに用いられる動詞の形です。
非現実なことを表すので仮定法には時制はなく、どの時制にも関わらず動詞の過去形を使用します。
どの時制を意味するのかは文脈や「昨日」などの語彙から判断します。

[hi]Если бы вчера/сегодня была хорошая погода, мы поехали бы в лес.[/hi]
昨日/今日天気がよかったら、私達は森に出かけたのですが。
*еслиもесли быも活動の条件を表わす接続詞です。

仮定法の作り方
1) 条件部分
если бы +動詞の過去形

[hi]Если бы вчера/сегодня была хорошая погода,[/hi]
もしも、昨日/今日天気がよかったら、
*実際に天気はよくない、もしくは、天気が良くないだろうという疑念がある。

2)帰結部分
動詞の過去形+ бы

[hi]мы поехали бы в лес.[/hi]
私達は森に出かけたのに。

☆ 例文

 Если бы он подождал, она открыла бы дверь.
 
もし彼が待っていたなら、彼女はドアを開けただろう。

 

仮定法の様々な用法
仮定法には色々な使い方があります。
条件や帰結の一方だけを使い願望や期待、提案などを表すこともあります。

 Если бы он был жив!
 
彼が今頃生きていてくれたらなぁ。
 Если бы вы знал об этом!
 
あなたがこのことを知っていてくれたなら。
 Я бы с удовольствием пришёл.
 
私は喜んで伺いたいのですが。

☆хотеть, хотетьсяを仮定法で使用すると、控え目、遠まわしな願望を表現します。

 Я хотела бы купить сувенир.
 
お土産を買いたいのですが。
 Мне хотелось бы пить.
 
私は(できれば)飲み物を飲みたいです。