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不定人称文

[tippy title=”単語表” width=”250″]известие ニュース
везде いたるところ
больной 病気の
(短語尾)болен, больна, больно, больны[/tippy]

行為者でなく,行為や事実そのものが重要である場合、主語を示さず、述語だけを3人称複数形、もしくは、過去複数形を述語とする文があります。
このような型の文を不定人称文といいます。

[hi]Здесь не курят.[/hi]   
ここは禁煙です。(ここでは、人々は煙草を吸いません。)

☆以下の文章を日本語はロシア語にロシア語は日本語に訳してください。

 Меня ждут.
 
私は待たれています。
 Вам сегодня звонили.
 
あなたに今日電話がありました。
 По радио передают интересное известие
 
ラジオでおもしろいニュースが流れている。
 В газетах пишут о ней.
 
新聞には彼女について書かれていた。
 В этом рестране хорошо готовят.
 
このレストランはおいしい(うまく調理をする)。
 お名前は?
 
Как вас зовут?
 彼は理解されていない。
 
Его не понимают.
 彼は病気だそうです。
 
Говорят, что он болен.
 私たちはパーティに招待されています。
 
Нас приглашают на вечер.
 いたるところで、新しい映画の話をしていた。
 
Везде говорили о новом фильме.
 最近あそこに新しい学校が建てられた。
 
Недавно там построили новую школу.

仮定法

仮定法とは非現実なことを表現するのに用いられる動詞の形です。
非現実なことを表すので仮定法には時制はなく、どの時制にも関わらず動詞の過去形を使用します。
どの時制を意味するのかは文脈や「昨日」などの語彙から判断します。

[hi]Если бы вчера/сегодня была хорошая погода, мы поехали бы в лес.[/hi]
昨日/今日天気がよかったら、私達は森に出かけたのですが。
*еслиもесли быも活動の条件を表わす接続詞です。

仮定法の作り方
1) 条件部分
если бы +動詞の過去形

[hi]Если бы вчера/сегодня была хорошая погода,[/hi]
もしも、昨日/今日天気がよかったら、
*実際に天気はよくない、もしくは、天気が良くないだろうという疑念がある。

2)帰結部分
動詞の過去形+ бы

[hi]мы поехали бы в лес.[/hi]
私達は森に出かけたのに。

☆ 例文

 Если бы он подождал, она открыла бы дверь.
 
もし彼が待っていたなら、彼女はドアを開けただろう。

 

仮定法の様々な用法
仮定法には色々な使い方があります。
条件や帰結の一方だけを使い願望や期待、提案などを表すこともあります。

 Если бы он был жив!
 
彼が今頃生きていてくれたらなぁ。
 Если бы вы знал об этом!
 
あなたがこのことを知っていてくれたなら。
 Я бы с удовольствием пришёл.
 
私は喜んで伺いたいのですが。

☆хотеть, хотетьсяを仮定法で使用すると、控え目、遠まわしな願望を表現します。

 Я хотела бы купить сувенир.
 
お土産を買いたいのですが。
 Мне хотелось бы пить.
 
私は(できれば)飲み物を飲みたいです。

долженの用法

[tippy title=”単語表” width=”250″]много たくさん
рано 早く
ложиться спать 就寝する[/tippy]

долженは後ろに動詞の不定形をともない、「~しなければならない、 ~に違いない」と義務や必然性を表します。

1)долженは主語に合わせて変化します。

男性 女性 中性 複数
должен должна должно должны
 Он должен это сделать сегодня.
 
彼は今日それを仕上げねばならない。
 この女学生はたくさん勉強しなければならない。
 
Эта студентка должна много работать.
 私達は牛乳を買わなければならない。
 
Мы должны купить молоко.

2)動詞の過去形と同様、主語がвыのときは常に複数形のдолжныを用います。

 Вы должны посмотреть этот фильм.
 
あなたはこの映画を見なければならない。
 あなたは早く寝て早く起きなくてはいけない。
 
Вы должны рано ложиться спать и рано вставать.

3)過去および未来はбытьの過去形もしくは未来形をдолженの後に添えるだけで表せます。

 Она должна была отвечать на вопрос.
 
彼女は質問に答えなければならなかった。
 彼らはロシア語を勉強しなければいけなくなるだろう。
 
Они должны будут изучать русский язык.

 φ(`д´)

пожалуйстаの用法

[tippy title=”単語表” width=”250″]угощение もてなし[/tippy]

助詞пожалуйста には以下に示すとおり3つの違った用法があります。

1,依頼(どうぞ、どうか)

すみませんが、牛乳を下さい。  
Дайте мне, пожалуйста, молоко.

 

2,許可・提供(どうぞ、はいどうぞ)

 タバコを吸ってもいいですか?  
Можно курить?
 どうぞ。  
Пожалуйста.

 

3,謝辞や謝罪に対する応答(どういたしまして)

 Спасибо за угощение.  
ごちそうさまでした。
 Пожалуйста.  
どういたしまして。

 

☆  相手の注意を引きつける表現
見知らぬ人にものをたずねる場合、「すみません、ちょっとうかがいますが」等といいますが、ロシア語では以下のようになります。

 [tooltip content=”извинить – 許す”]Извините[/tooltip], пожалуйста.  日本語やExcuse meと同じニュアンス
 [tooltip content=”постить – 許す”]Простите[/tooltip], пожалуйста.  日本語やExcuse meと同じニュアンス
 [tooltip content=”сказать – 言う”]Скажите[/tooltip], пожалуйста.  (直訳したら)話して下さい、話してもらえませんか?
 [tooltip content=”быть – ~である”]Будьте[/tooltip] [tooltip content=”добро – 善”]добры[/tooltip].  (直訳なら)親切にしてください。といったニュアンス

∩( ´Α`)

所有の表現(У кого есть что)

「…が~を持っている」という所有の表現は、日本語同様に「~のところに~がいる/ ある」と場所の表現を使って表します。

[hi]У меня есть книга.  –   私は本を持っています。[/hi]

 ☆  説明を読み、文章を日本語はロシア語にロシア語は日本語に訳してください。
1)  естьは人称・数によって変化しない特殊な動詞です。
ロシア語は現在形では、存在を表す動詞естьはふつう[tooltip content=”Я японец – Я (есть) японец”]省略[/tooltip]されますが、
この構文では、「あるかないか」ということが意味的中心になるので、省略されません

У брата есть машина.
兄は車を持っています。
У брата есть машины.
兄は車(複数)を持っています。
У нас в городе есть зоопарк.
私たちの街には動物園があります。

2)  過去形では、所有物(主格名詞)にあわせたбытьの過去形で表されます。

兄は車を持っていた。
У брата была машина.
兄は車(複数)を持っていた。
У брата были машины.

3)  話し手の関心が「あるかないか」の存在そのものからではなく、数量や特徴などに移っているときにはестьは用いられません。

あなたの部屋はどんなのですか?
Какая у вас комната?

4)  У + 生格は「…の」という意味でも用いられます。

私達の目は黒い。
У нас чёрные глаза.

 

У +代名詞の生格の表

 я  у меня  мы  у нас
 ты  у тебя  вы  у вас
 он/оно  у него  они  у них
 она  у неё

 

|゚∀゚)ノ

スポーツと楽器の表現

[tippy title=”単語表” width=”250″ height=”370″]шахматы チェス
карта トランプ
рояль グランドピアノ
скрипка バイオリン
гитара ギター
флейта フルート
барабан ドラム
балалайка バラライカ
бокс ボクシング
плавание 水泳
гимнастика 体操
лёгкая атлетика 陸上
лыжи スキー
коньки スケート
лодка ボート
волна 波[/tippy]

スポーツ等をする・遊ぶ・演奏するといった表現は大きく分けて4つに別れます。

1, играть в / на + 対格

スポーツの多くがこの表現で表されます。
この表現を使うのはサッカーや野球、チェス等で、プレイする対象のあるスポーツで使われます。

 играть +  в футбол  サッカーをする
 в теннис  テニスをする
 в шахматы  チェスをする
 в бейсбол  野球をする
 в хоккей  ホッケーをする
 в карты  トランプをする


2,
играть на + 前置格

楽器を演奏するという場合にはこの表現を使います。

 играть +  на рояле  ピアノを弾く
 на гитаре  ギターを弾く
 на барабане  太鼓を演奏する
 на скрипке  バイオリンを弾く
 на флейте  フルートを吹く
 на балалайке  バラライカを弾く


 3,
заниматься + 造格

この表現は真剣に取り組んでいる印象を与えます。
一般には格闘技や体操、陸上等のプレイする対象のないスポーツで使われます。
また、真剣に「~している」というように、真剣な印象を与えたい場合には他のスポーツにもこの表現を使います。

 заниматься +  боксом  ボクシングをする
 гимнастикой  体操をする
 плаванием  水泳をする
 лёгкой атлетикой  陸上をする


4,
кататься на + 前置格

кататьсяは「(乗り物を)乗り回す」という意味の動詞です。
つまり、スキーやスケート、車などの乗り物等に乗って行うスポーツで使われます。

 кататься на +  лыжах  スキーをする
 лодке  ボートに乗る
 велосипеде  自転車に乗る
 коньках  スケートをする
 волнах  波に乗る
 мотоцикле  バイクに乗る

 
☆  例文

私はバイクに乗るのが好きです。
Я люблю кататься на мотоцикле.

[iwrtooltip title=””]щ(゚▽゚щ)[/iwrtooltip]

電話での会話

[tippy title=”単語表” width=”250″]взять とる、つかむ
рука 手
здоровье 健康
беспокойство 心配
все 全員(対格 – всех)
у телефона 電話口です
прийти くる[/tippy]

電話での会話には普通の会話との違いがあります。
・「もしもし」にあたる言葉は«алло»で、電話の受信側であれば«(я вас) слушаю»も使われます。
・代名詞は基本的に «это» を使います。
例えば、「私は~です。」は «Это —.»で«Я —.»とは言わない。
・誰かを電話口に呼んでもらう場合は «人名[対格] + пожалуйста» だけで伝わります。

☆ 例文

– Алло.
– もしもし。
– Алло, слушаю вас.
– もしもし、どうぞ。
– Здравствуйте. Антона пожалуйста.
– こんにちは、アントンをお願いします。
– Я у телефона. Кто это говорит?
– 僕は電話に出てますけど、だれが話しているんですか?
– Это Виктор. Ты завтра придёшь?
– ビクトルです。君は明日来るのかい?
– Привет Витя. Да, я приду.
– やあ、ビーチャ。うん行くよ。
– Хорошо. Пока.
– オッケー、じゃあね。
– Пока.
– バイバイ。

[iwrtooltip title=”日本語でも電話で“私は~です”ってわざわざ言わないですし。
英語でも“This is ~”ですよね。
ロシア語でも同じ感覚ですね。”](・∀・)[/iwrtooltip] #