完了体・不完了体

動詞の多くは基本的に同じ意味の完了体と不完了体のペアから成り立っています。

不完了体 完了体
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完了体・不完了体の表す主な意味

完了体動詞具体的な一回の動作の完了と結果を表します。
また完了・終了した結果に焦点が当たるときに用いられます。
不完了体動詞動作の過程や反復、動作をしたという事実そのものを表します。
完結したのかどうかには焦点は当てられません。

体の基本的用法

不完了体 完了体
 1.完了したかどうかは問わず、動作自体の有無を表す。  1.動作の完了やその結果が出ていることを表す。
 事実そのものが重要  結果が重要
 – Я читала роман.  – Я прочитала роман.
 私は小説を読んでいた。  私は小説を読み終えた。
 – Она писала письмо.  – Она написала письмо.
 彼女は手紙を書いていた。  彼女は手紙を書き上げた。
 2.動作の継続、進行中
 – Я изучаю русский язык четыре месяца.
 私はロシア語4ヶ月学んでいます。
 3.動作の反復  2.瞬時、一回の動作
 – Он часто звонил ей.  – Он позвонил ей один раз.
 彼はよく彼女に電話した。  彼は彼女に1度電話をした。
 – Он всегда покупает газеты в киоске.  – Вчера вечером он купил газету в киоске.
 彼はいつもキオスクで新聞を買っています。  昨日の夜、彼はキオスクで新聞を買った。
 4.2つ以上の動作が同時に起こることを表す。  3.2つ以上の動作が順次起こることを表す。
 – Она сидела на стуле и слушала музыку.  – Он прочитал книгу и положил её на стол.
 彼女は椅子に座って、音楽を聴いていた。  彼は本を読み終え、それを机の上に置いた。